学長メッセージ

 

ごあいさつ

 

 今や、世の中の価値観は大きく変化しつつあり、これまでの経験則が通用しない社会に突入しています。この難しい経営環境に対処するには、少なくとも次の三つの時代の要請に応える必要があります。

 

 第一に「ニューパラダイムに対応する」

時代は、「収益性・合理性」を優先する“自利”のオールドパラダイムから、「理念・使命感」を優先する“利他”のニューパラダイムに、大きな転換を要請しています。

このような時代は、命知、つまり「使命を覚知」して、正しい考え方(=理念・使命感)に基づき経営をしている企業などが、着実に業績を伸ばしているのです。

 

 第二に「人間の本質的な欲求を満たす」

時代は、「ものの満足から心の満足」へと価値観の転換を要請しています。

人間の本質的な満足は、仕事そのものから得られるとし、「仕事そのもの」が楽しく、遣り甲斐のある職場環境をつくり、全従業員の能力を湧出させている企業などが、元気で勢いがあり、お客様の心の満足をも充足しているのです。

 

 第三に「お客様の高い要求水準に応える」

時代は、高い要求水準を持つお客様に、プロの仕事で対応することを要請しています。

質の高い独自性のある財・サービスを提供している企業などがお客様に感動と満足を与えているのです。

 

 このような時代の変革期にあってその要請に応えるには、新たな価値観への転換が余儀なくされているのです。そして、その対応には、経営者を含めた全従業員の一人ひとりが、自らの役割と責任を自覚(自己覚知)し、経営者意識を持って、主体的・自主的に責任をもって仕事に取り組むことが不可欠となってきているのです。

 

 弊組合では、この現実を踏まえ、課題解決を支援するための方策の1つとして組合内経営大学<リタネッツ・ユニバーシティ(RU)>を創設し、〔自己覚知〕経営(Self-Awareness Management)の仕組みを基軸に据え、経営をトータルで捉え、課題をワンストップで解決するサポート体制を構築しております。経営とは、「事業に関わる全ての人々の幸福の実現に寄与すること」を常に念頭に置き、企業などの持続的な成長のお手伝いをさせていただく所存です。

 

<付属 リタネッツ・ユニバーシティ>

学長 杉田 圭三