2割の知識で実践できる『ブロックパズル経営』のすすめ

 

日時:2016年9月9日(金) 14:00~16:30

場所:当組合セミナールーム

講師:トータルマネジメント 代表 福島 久 様

 

 

ブロックパズル経営とは、7つのキーワードの金額をブロック図に記入して、会社の状況を見える化し、

それを活用した経営手法です。7つのキーワードとは、売上高、変動費、粗利、固定費、人件費、その他固定費、

利益です。会計の知識は2割もあれば十分で、誰でもブロックパズルの内容を理解することができます。

今回のセミナーでは、投影資料は使用せず、ホワイトボード2台を使って丁寧な説明だったので、学校での講義を

受けているような感じで分かり易かったです。

 前半は、ブロック図の書き方の説明です。損益計算書を見るだけでは分かりづらい数字であっても、ブロック図に

することで売上から利益の構成が誰にでも簡単に分かります。

 

 後半は、ブロック図を使用した演習問題を実施しました。例えば、「粗利率が1%アップした時、利益はどれだけ

アップするか?」「売上が1.2倍にアップしたら、利益はどれだけアップするか?」という質問に対し、ブロック図を

利用すれば、視覚的に簡単に算出が可能です。

 ブロックパズル経営では、自社の財務状況を図式化することで、それぞれの割合がどのように変化しているかが

一目瞭然、分かり易くなりました。決算書の数字の羅列だけでは一目で把握できないことでも、ブロック図を用いる

ことで簡単に分かり、自社の経営状況のキモとなる部分や、我々の給与の出所が見えることを実感しました。