「生産計画をきちんと立てたい。」という要望に・・・
支援先の事業内容
現状の課題
システム開発の内容
導入効果
システムの概要
支援先の事業内容
K社は、食品から機械の部品など様々な商品を入れるための「包装資材」を作る会社。ひとつの製品ができるまでの作業工程は、デザイン→刷版→印刷→抜き→むしり→貼り→組立てなど多岐に渡る。K社はこれらの全工程を外注業者へ依頼することなく社内で対応している。配送まで社内で行っているので、生産数量、納期などお客様の要望にきめ細かく対応できる生産体制を持っている会社である。
現状の課題
・印刷工程以降の工程管理が煩雑である。
⇒エクセルを使用して工程管理していたので、全ての工程をきちんと管理することが出来てない。
一番重要な印刷工程だけは管理されているが、印刷以降の工程管理の管理が煩雑になっている。
納期に合わせて場当たり的な対応になっているケースもある。
・製品の在庫状況がきちんと管理できていない。
⇒完成品の在庫数量がすぐにわからない状況である。正しい数量を把握するための仕組み、管理資料がないので、現場へ行って生産状況を確認しないといけない。在庫確認をするのに毎回時間を取られていて作業効率が悪い。
・生産計画の修正ミスが発生している。
⇒お客様から至急対応の依頼があった場合に、生産計画を修正して対応している。
生産計画をエクセルの表で管理しているので、1つの製品の生産計画を変更するのにコピー&ペーストを多用して生産計画を修正している。そのため、エクセル表の修正漏れ、修正ミスが発生する。
↓
これらの課題を解決するため、
複数の生産工程がきちんと管理できる生産管理システム
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を開発しました。
システム開発の内容
<システム導入イメージ>
<システムメニュー画面>
導入効果
・生産計画の修正ミスが減少した。
⇒生産計画の変更作業が簡単になり、修正によるミスが減った。
また、計画変更による作業量の偏りがすぐに把握できるので、効率的な作業計画がたてられるようになった。
・製品の作業状況がすぐに確認できるようになった。
⇒現場の担当者が生産完了した時点でiPadに作業実績を入力しているので、事務所で製品の生産状況がリアルタイムで把握することができるようになった。それにより、お客様からの納期確認に対してもスピーディに回答できるようになった。
・従業員が全工程の作業状況を意識するようになった。
⇒iPadを現場に配布することで全従業員がリアルタイムで、その製品の生産状況を把握できるようになった。そのお陰で、自分の工程だけでなく前工程、後工程の作業状況を意識するようになってきた。
・生産性が見えるようになった。
⇒生産したときの作業時間、数量を実績値として入力しているので、製品毎の生産性が数値として見えるようになった。また、同じ製品でも前回と今回で生産性が違うので、なぜ違っているのかを検討するきっかけになった。
システムの概要
開発期間 |
システム設計:4ヶ月
システム開発:4ヶ月
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概要 |
CTP→印刷→抜き→むしり→貼り→梱包と多岐に渡る工程を一元管理する生産管理システムである。 仕事を受注した段階で受注データを登録して、生産数量、面付けを考慮して印刷枚数を決定する。 印刷枚数が決定したら生産計画を立てるが、生産計画の日付設定は印刷工程の日付を設定すると、 他の工程は自動的に日付が設定される。日別工程別の作業量が一目で確認できるので、1日の作業 時間を考慮しながら生産計画日付の微調整を行う。計画日付設定は簡単に行える仕組みになっている。 出力する。現場では、製品の作業が完了した時点で、iPad用の生産管理システムに作業実績を入力する。事務所では、リアルタイムでその日の生産状況が把握できる仕組みになっている。
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開発環境 |
OS :Windows8.1 開発ツール :FileMaker Pro Advanced DB :FileMaker
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入力機能 |
■入力機能 ■取引先管理機能 ■製品管理機能 ■受注登録機管理能
■生産計画作成機能 ■生産実績管理機能 ■紙注文機能 ■生産状況表示機能
■生産遅延管理機能 ■在庫管理機能 ■仕入管理機能 ■支払管理機能
■納期管理機能 ■請求管理機能 ■入金管理機能
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出力帳票 |
■見積書 ■作業票 ■作業指示書
■納品書 ■仮納品書 ■請求書
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